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「岐阜の自然考」をめぐる旅

見て知ることが第一歩。あふれだす身近な自然への愛情を18名の執筆者が語るエッセイ『岐阜の自然考』。その舞台をめぐる旅に出ます。

はじめに

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大好きな水族館アクア・トトぎふはフロアごとにコンセプトがあって、4~3Fは「長良川」。長良川のいきものを上流から河口まで見終わると、階を下って「日本の他の地域と世界の淡水魚」フロアが始まります。ほの暗い下りスロープに足を踏み入れると、こんなナレーションが。

長良川の旅はいかがでしたか?身近な自然にも、知らないことがたくさんあったのではないでしょうか。・・・」

初めてこの水族館を訪れたとき、長良川というごく身近な川について、「知らないことがたくさん」どころか「ほとんどなんにも知らない」ことに、とても衝撃を受けました。続くフロアの巨大魚や色鮮やかな珍しい魚たちよりも、深く印象に残ったことを覚えています。まあそのときはこんなに通い詰めることになるとは、思いもしなかったんですけどね。


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『岐阜の自然考 ふるさと ぎふの多様な生きものたち』は2009年度から5年にわたって行われた「岐阜市自然環境基礎調査」の調査員18名の方が、岐阜新聞の連載コラムとして執筆した165編をまとめた本です。連載中、SNSなどでチラチラと記事を見かけたり、基礎調査からレッドリスト策定に到るシンポジウムに参加したりする中で、「本になったらいいのになー」と密かに期待していたところ、去年(2015年)の11月に上梓されました。とり・むし・けもの、魚や貝、植物に地質学の話題まで、通読するとその多様で豊かな自然に心が動かされます。いいなぁ岐阜市って。こんなにたくさんの自然に囲まれててホント羨ましい。。。脳裏に広がる里山の風景。たなびく雲。ウグイスの声。ウットリ~・・・・・・。

・・・ん、ちょっと待てよ岐阜市じゃん。高山とかじゃなくて。ひょっとしてこれ全部ウチ(愛知県です)から車で日帰りできる範囲の話なんじゃない?子らが小学校行ってる間とかに。

すごいじゃん!行けるんじゃん!!

折しも年初。各コラムに日付は入っていないものの、目次を見ると、なんとなく時系列で並んでいるようです。これなら旬の話題も計画を立てれば、1年でかなり見て回れるのでは!?

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アクア・トトのナレーションはその後「さあ今度は日本の他の川、そして世界へ目を向けてみましょう。世界の川をめぐる旅に出かけます」と続くのですが、わたしは「『岐阜の自然考』をめぐる旅」に出ることにします。岐阜県民どころかそもそもこの地方出身ですらないため土地勘は無く、いきものや自然調査に関しては全くの素人、そのうえ方向音痴で高所恐怖症で友達は極端に少ないタイプですが、知恵と工夫と根性で出来るだけだけたくさん「岐阜の自然考」の舞台を目撃してこようと思います。だって「見て知ることが第一歩」って書いてあるし。

そういう訳で、1年限定ブログ「岐阜の自然考」をめぐる旅、行ってきます。


貴重な動植物の生息地を守るため、取材地の住所に関しましては『岐阜の自然考』本文中に明確に記載されている場合のみの公表とします。コメント欄などで問い合わせされましてもお答えできませんのでご了承下さい。